はしもと陶芸館

 

新林裕子 なな窯土裕陶房

新林裕子

プロフィール

新林裕子(しんばやし ゆうこ)なな窯土 裕陶房(ななかまど ゆうとうぼう)札幌市出身|江別市在住

生まれは札幌で、3歳まで大通公園6丁目北側にいました。その後引っ越したせいか植物園、道庁の断片的な記憶があります。

陶芸をはじめたきっかけは、やはり手仕事が昔から好きだったことが大きいと思います。
やきものは直接手で触れて形づくっていく事と、ベストを尽くしても最後は何かに託さなければ完成しないという工程にも、魅力を感じました。

開窯以来(1995年)自身が生まれ暮らしている北海道の風土に根差した創作を続ける中で、下絵付けを施し同じ土から生まれた身近な草花の力強さと美しさを器に取り入れていければとの思いで制作してます。

作風は、花や草木の絵付けの器を主に制作しています。土は地元のレンガ土をメインに配合してます、自分が生活しているところのものを使っていければと思ってます。花や草木が好きで絵も好きだったので絵付けの器を主に作ってますが、絵が余り前面に出ないように心がけています。

暮らしの中での器はやはり使いやすく機能を果たさなければ結局出さなくなってしまうと思います、やはり長く愛着を持ってもらいたいです。

2013年〜『ギャラリー大通美術館』にて毎年個展を開催してます。

新林裕子

秀逸な技術

NHK.BSテレビ 逸品にて絵付けの秀逸な技術が紹介されました。

新林さんの作品は、下絵付けといわれる技法で描かれています。下絵付けとは、素焼きの焼成をした後の素地に下絵具を施し本焼きする方法です。表面がつるつるしていない素地に描くためすぐに吸い込まれてしまうので、素早いタッチで濃淡まで一気に書き上げる匠な技が必要です。

番組内では一気に描き上げる秀逸な技をストップウィッチで計っているところが放映されてましたが、その技術はとても素晴らしいものでした。

常設作家 新林裕子

作品

ミズバショウ、ナナカマド、スミレ、ノブドウ、ツユクサ、ヤマボウシ、サンキライ... 身近に咲く花を大事に!新林裕子さんのやきものは、北海道に咲く草花を素敵に描かれたものが多く、小さなお皿から30cmほどの大皿まで、多種多様で普段使いしやすく季節感のある作品たちです。

絵付けのカップや飯碗などどれも人気がありますが、なかでもヤマボウシがやさしく描かれた線香立てや香炉、筒花入れなどの作品は、とても多くの方に喜ばれています。

絵付けのうつわの他にも、「酒のさかな(ぐい呑み)」や、氷を浮かべたり、石やガラス玉を置くなど、自由なアイディアでご愛用いただける、水面を楽しむ新しい感覚の花器 「水柱花」などの素敵に楽しい作品も人気です。

ここにしかないもの、そこでしかできないもの、地元のレンガ土に北海道の山野草、使いやすく機能を果たす器作りを

常設作家 新林裕子

ご注文

ギャラリーでの店頭販売及び、地方発送も承ります。

カップ&ソーサー、マグカップ、フリーカップ、仏具、箸置き、酒のさかなに水柱花など、定番の常設作品多数ございます。お電話メールにてお問い合わせいただければ、代金振込又は代引きでの作品の発送もさせていただきます。お気軽にお問い合わせください。

新林裕子

略歴

  • 活動略歴北海道立工業試験場研修生
  • 1995年なな窯土裕陶房 開窯
  • 1994〜1996年芸術の森「冬のクラフト展」出品
  • 1994年日清食品現代陶芸第3回「めん鉢」大賞入選
  • 1995年芸術の森「おいしい器 北の食のクラフト展」出品
  • 1995年第1回大滝村北海道工芸展 北海道テレビ放送賞
  • 1996,1997,1999,2003年第9回北の生活産業デザインコンペティション
  • 1996,1997,1998年六花亭第7回「使ってみたい北の菓子器展」入選
  • 1996年江別セラミックアートセンター作品買い上げ
  • 1997年四日市萬古焼き「土鍋コンペ」入選2点
  • 1999年江別セラミックアートセンター企画展「土のかたち‘99」出展
  • 2000,2002年中谷宇吉郎生誕100年記念 石川県「雪のデザイン賞」入選
  • 2001年江別セラミックアートセンター・江別陶芸会展「風―かがやく土」出展
  • 1997,2000,2006年芸術の森ビアマグランカイ入選
  • 2006年さいとうギャラリー「絵付けの器展」
  • 2007年大通美術館「花をテーマに2人展」
  • 2008〜2011年大通美術館にて3人展
  • 2005年より毎年開催江別陶芸会展
  • 2013年より毎年開催大通美術館にて個展
  • 2015年NHK・BS放送『逸品』で紹介
  • 〜現在個展や企画展、イベントなど多数参加

新林裕子